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2021/05/07 19:00


皆さま、こんばんは✨
デザイナーの沼本真希です!


『MAKI NUMOTOの配色を論理的に解説してみた!!』
というわけで、どこぞのユーチューバーのようなタイトルをつけて、
キャンディ祭りの直前に配色についてお話ししたいと思います!



これまで数多くの配色を生み出してきたわけなんですけど、
1商品の配色にかかる時間は多分数分程度だと思います。
というのも、色がMAKI NUMOTOの売りの一つになっているので、
次から次へと商品を生み出すのにそんなに時間はかけていられません。


そして常に頭の中に色が溢れている私にとって、
配色を無限に考えることは苦ではないからです。


道を歩いていて花壇に植えられているお花だったり、
フラワーショップの花束の配色だったり、
美術館で見た作品の色だったりショップのお洋服の色だったり...


普段の日常で私の視界に飛び込んできた無数の配色を
頭の中にストックしておいて、ピタッとはまる形の中に
落とし込んでいく...
そういう流れで生み出しています。


なので感覚で作っているといえばその通りなのですが、
私が何より大事にしていることは、
「身につけた時にいかに美しく見えるか」
なので、どんなに美しい配色でも、
身につけた時に映えない、
もしくは似合う人が想像できない配色は、商品化しません。
これは私の絶対的なルールです。


インテリアとしては綺麗な色も、心踊るような可愛い色合いのスウィーツも、
お部屋に飾るには最高のアートも、食事が楽しくなるような器も、、


見ているぶんには綺麗・可愛いと感じる色でも、
身につけた途端に色の良さが活きなくなるということは大いにあります。
それだけ「身にまとう色」というのは重要なのです。


皆さまの中には、カラー診断を受けられた方も多くいらっしゃると思います。
店頭でも色に関するお声はたくさん頂戴しています。


「私は青が似合わないから...。」
「カラー診断でサマータイプと言われました。」
「年齢を気にするとピンクは手が出せない色。。」


などなど...。
色に関してお一人お一人考えていらっしゃるし、
それぞれ悩みをお持ちだということを日々感じています。


その上で、その方に似合うデザイン・配色をご提案しているので、
嬉しい事にお客様からは
「このピンクなら抵抗無くつけられます!」
「このブランドに出会って似合う色が増えた気がします。」
「私にこんな色も合うんだとわかったので、着られる洋服が増えました!」
という、すごくすごく素敵なお言葉をいただけています✨


それは、「身につけた時にその方が輝くような配色を考え提案している」
からだと思います。
それでは、そんな魔法のような配色の謎解きを今からしていきますね♪♪



まず、普段から皆さまはいろんな色を目にしていると思いますが、
その代表的な色を色相の変化順に360度の円形の輪で配置した
「色相環図」というものでご覧ください。



こちらは代表的な12色を使った色相環図です。
そして、色同士にも関係性がありまして、
この図の対角線上にある色同士を「補色」、
隣同士の色を「類似色」と呼びます。
(※下の画像参照)



MAKI NUMOTOでは基本的に左図のような補色同士の配色を提案しています。
日本でみる配色は、右図のような類似色や同じ色の濃淡での配色、
もしくは同じトーンの色同士の配色が多いと思います。


どうして補色の配色を多く展開しているか、
単純に私がその組み合わせが好きというのもありますが、
理論的には補色同士の配色はコントラストが一番美しく見えるそうです。


とは言え、それを日常のコーディネートに取り入れるって、
かなり上級者なわけですよ。
鮮やかなグリーンのワンピースに真っ赤な太ベルト💚❤️とか、
イエロー系の花柄ドレスにパープルのパンプス💛💜とか。


まるで「SEX AND THE CITY」の世界さながらのコーディネートは、
我々平たい顔族の日本人にはtoo muchですし、
まず街中で浮きます。
浮いてなんぼ!の精神の方々や、全人口の数%であろう
超絶おしゃれさんはどうぞどうぞ! 
大いにやっちゃってください!!


ご自分に無理のない範囲で新しいおしゃれに挑戦したい方や
同じお洋服をもっと素敵にコーディネートしたいと思われている方々に
面積の小さいアクセサリーで、この「補色コーディネート」を
取り入れていただきたいと思っています✨


なので、MAKI NUMOTOの商品をよく見ていただくと、
一つのキャンディの中にイエローとパープルが同居していたり、
ピンクとグリーンが同居していたりと、
1アイテムの中に補色が存在している配色が多いのです。


無理のない自然な形で、コントラストの綺麗な
補色コーディネートを取り入れられるように作っているのです。



そしてもう一つ、大事なのは「トーン」です。
何色が似合う似合わないと、色を重視している方が多いと思うんですけど、
大事なのは「どのトーンが似合うか」です!


大事な事なのでもう一度言います!
大事なのは色よりトーンです!!


トーンとは何ぞやと、下の表をご覧くださいね。



原色、パステルカラー、くすんだ色、、
などなど、よく使っているこの言葉もトーンを表していますね。


原色はこの表で言うところのビビッド・ストロングで、
パステルカラーはペール・ライトという感じ。


なぜトーンが大事かと言うと、
例えばペール・ライトトーンが似合う人は
大体がビビッド・ストロングトーンを着ると色に埋もれる...。
またビビッド・ストロングトーンが似合う人が
ライト・ソフトトーンを着ると顔がくすんでつらい...。
ブライトトーンが似合う人がグレイッシュトーンを着ると
もはや人が変わるレベルでやばい。。。


という感じで、間違ったトーンを身にまとうと
ヤバみツラみの大惨事!ということが起こり得るのです。


逆に似合うトーンさえ間違わなければ、
青でもピンクでも緑でも似合ってしまうわけです。



そして、スワロフスキーのクリスタルガラスにも、
たくさんの色と同様にたくさんのトーンが存在します。
加工の仕方によって色味やトーンが変わってくるのですが、
MAKI NUMOTOが主に使用しているスワロフスキーは
大きく分けると下記のようになります。

⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩

◆通常カラー(ビビッド・ブライト・ストロング・ディープトーン)
・キラキラしていて透明感のある色
・彩度が高い

◆オパールカラー(ソフトトーン)
・キラキラしているが半透明の乳白色
・明度が高い

◆ラッカーカラー(ブライト・ストロングトーン)
・マットな不透明色
・彩度が高い

◆パウダーカラー(ペールトーン)
・マットな不透明色
・明度が高く彩度が低い

◆ディライトカラー(ブライト・ストロングトーン)
・キラキラしているが半透明色
・彩度が高い


MAKI NUMOTOの商品は、より幅広い方が似合うように、
よりバランスの良い配色にするために、
一つの商品の中にこれらのカラーを組み合わせて制作しています。


様々な色とトーンを組み合わせることにより、
幅広いお顔立ち・髪の色・肌の色に合うようになり、
またコーディネートの幅を広げることが可能になります。



と、ここまで配色を論理的に解説してきましたが、
なるほど!と思っていただけたでしょうか???


全ての商品に対して、どうしたら身につけた時に美しくなるか、
どのようなお客様に似合うか、どんなお洋服と合わせたら素敵かを、
考えて割り出して瞬時に判断して作り上げているのが、
MAKI NUMOTOです。


今日のこの記事を読んで改めて商品をご覧いただくと、
新たな発見があるかもですね!
ぜひ色の世界、いや色の沼にどっぷりつかって、
新しい自分に出会ってくださいませ♪
この世界は色に溢れているのだから、楽しまなきゃ損です!!






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